こんにちわ
愛犬家の小吉です。
このページでは犬をこれから飼おうと思っている人向けに
知っておくべき事や用意するもの、初期費用や必要になる情報などをメインに
ご紹介させていただきます。
Contents
犬を飼える条件
犬を飼える条件を知ろう!
お散歩しているのを見たり、ペットショップやテレビ、SNSなど可愛いわんちゃんを見かける機会は多いですよね。
犬を飼いたい!家族に迎えたいと思ったきっかけはなんであれ
安易な考えや情報のままでペットとして迎えてしまうと、わんちゃんにはもちろん、あなたにも大きなリスクになってしまう可能性があります。
なんとなく大丈夫だろう ではなく
犬を飼える人の条件って何だろう?
犬を飼える人の条件に自分は当てはまってるかな?と
飼う前の準備としてしっかり考えて見ましょう。
犬を飼える人の条件
- 適した環境
- 余裕を持った予算
- お世話の時間
- 助っ人
この4つ必要性を理解した上で責任を持って飼えること
犬を飼うのに適した環境とは?
カンタンにまとめるとこんなお家
犬が飼える家はどんなおうち?
- ペット可の住宅
- 室内に、犬用のスペースが確保できる
- 騒音が激しくない
- 一緒に住む家族全員の同意と理解がある
詳しく 〜犬を飼うのに適した環境〜
ペット可の住宅で迎えよう
- ペット不可の住宅で飼うのは辞めましょう。
- マンションに住んでいる方で、ペット可か確認していないけど他の部屋に住んでいる人が飼っているから大丈夫という方がいますが、飼う前に必ず確認しましょう
- 分譲賃貸という、お部屋によって所有者やオーナーが違うケースだとお部屋によってペット可かどうかが違います
- 賃貸や集合受託の場合、必ずペットを飼う人へ規約や制限が作られています。トラブルになる前に合わせて確認しましょう。
室内に犬専用スペースの確保
- 犬は暑さに弱いので温度をさえげれる部屋なのはもちろんですが、小型犬や寒さにも敏感なこもいるのでエアコンや温度調節ができる部屋が理想的です。
- トイレや犬の落ち着ける場所としてクレートやベットを置くスペースの確保。
- お留守番をしている時にゲージで過ごしてもらうとしたら、必要な設備(トイレ・お水・ベット等)を整えた上で動き回るのに苦じゃないスペースのゲージが必要となります。
- 気候が安定している地域で温度に問題がないとしても、外で飼う場合は雨や風が防げる場所の確保が必要になります。
静かな立地
工場など音が激しい場所が近くだと、音がするたびに気にしてしまったり緊張した状態で過ごすことになるので望ましくありません。
一緒に住む家族全員の理解
- 家族全員が犬を飼いたいと思っているだけでは安心はできません。
- 実は犬アレルギーだった!と飼ってから気付いたり、動物を飼うことによって起きる匂いや鳴き声、接し方等の知識や理解が必要です。
- 人だけではなく先住のペットがいる場合も仲良く暮らしていけるように、先住のペットも新しく迎える犬も快適に過ごせるか考えましょう。
お金はどのくらい必要?
カンタンに見積もるとこれくらい
例として、関東に住むトイプードルの仔犬Fさんの初期費用と年間費用
生体代 | 20万前後 (ワクチン代込) |
---|---|
犬の登録(一度のみ) | 3千円 |
生活必需品 | 最低限の生活用品 約2万5千円〜 |
ご飯代(毎月) | 5千円〜 大人になるにつれ増加 |
トリミング代(毎月) | 8千円〜 大きくなるにつれ増加 |
日用消耗品(毎月) | 千円〜 |
病院代(1年) | 約3万円〜 (ワクチン接種等の病気ではなくてかかるもの) |
その他(1年) | 1,000円〜 |
合計 | 初期およそ24万円〜 年間およそ20万円〜 |
この表を参考に考えると、初期費用は生体代プラス5万円はあった方がいいですね。
初期費用だけではなく、健康でも年間およそ20万円。
毎月約15,000円以上かかっている計算になります。
もし病気や怪我をするリスクを考えると、ある程度の貯金に余裕も必要です。
その他に義務ではありませんが、迷子になった時のためにマイクロチップ登録は4000円〜、去勢避妊手術は30,000円〜とお金が必要になります。
予算が厳しい場合は犬に我慢をさせるのではなく、収入に余裕が出るまで犬を飼うタイミングをずらしましょう。
詳細をみてみよう 〜お金はどのくらい必要〜
生体代(犬を譲ってもらう代金)
- どこで出会うか によって、様々な値段がついています。
- ペットショップで購入した場合は地域やいろんな条件によりますが、数十万円で取引されている場合が多いです。
- 生体代にワクチン代や、健康診断代が含まれている場合もありますが含まれていないと数千円〜数万円の別途で代金が必要になる場合があります。
犬登録代
犬を飼い始めると、各区役所に30日以内に届ける義務があります。
登録料3,000円
最低限の生活用品
犬用品は何も持ってないと仮定した場合、必要となってくるものの費用です。
今回もトイプードルFさんの場合を例にみつもりました。
ペットサークル | 約10,000円 |
---|---|
トイレトレー | 約2,000円 |
掃除用スプレー等 | 1,000円〜 |
リード、ハーネス等 | 約4,000円 |
食器 | 1,000円〜 |
ベット/クレート | 約4,000円 |
おもちゃ | 1,000円〜 |
毛布やタオル | 2,000円 |
合計 | 約2,5000円 |
ご飯代
- ご飯代もメーカーにより値段が違ってきます。
- 最初はペットショップや親元から教えてもらい、譲ってもらう直前まで食べていた同じフードを買うことが多いです。
- よくペットショップで子犬を迎えた際にオススメされるフードメーカーAが1kg入りで2000円前後で販売されているので、それを目安に1ヶ月分のご飯代を出してみました。
【仔犬を迎えた場合】
トイプードル生後4ヶ月で体重約2kgのこの場合、メーカーAの推奨のご飯の量だと1日80gだそうです。
1日のご飯摂取量合計80g×30日=2400g(30日で食べる量)
1kg入りのフードだったら2袋と半分くらい必要になるのでだいたい1ヶ月5,000円かかる計算になりました。
【成犬(大人)の犬を迎えた場合】
トイプードル成犬で体重3kgのこの場合、メーカーAの推奨のご飯の量だと1日約70gだそうです。
1日のご飯摂取量合計70g×30日=2100g(30日で食べる量)
1kg入りのフードだったら2袋とちょっと必要になるのでだいたい1ヶ月4,000円プラスちょっとかかる計算になりました。
- 大型犬だと倍くらいかかる心持ちでいてください。
シャンプー・トリミング代
- 人間のように毎日お風呂に入る必要はないのですが、犬の肌のターンオーバーや爪切りなどのお手入れ、異常の早期発見の事などを考慮すると、日が空いたとしても月に1度はしっかりとプロにお願いすることが必要です。
- 毛が延びない犬種はシャンプーと部分的なカット
- 毛が延びる犬種はシャンプーと全身のカットが必要になります。
- 多くのペットサロンはシャンプーのコースに爪切、肛門線絞り、耳掃除、がついていますがその他の希望はオプションとして料金が追加されます。
- 体格が大きめのこや、毛量が多いこ、毛玉や汚れがひどい場合もプラス料金が発生します。
- 【目安】小さくて毛が短いチワワのようなタイプでシャンプーなら3000円〜
- 【目安】トイプードルのように毛が伸びるタイプの全身カットなら8000円〜
- 【目安】ゴールデンレトリバーくらいの大きいこシャンプーなら9000〜
※店舗や地域によってだいぶ料金に差があります。
日用消耗品
1ヶ月で使い切らないものばかりなので、月計算すると1000円〜
- ペットシート サイズはレギュラー(小)、ワイド(中)、スーパーワイド(大)、のサイズによって値段が違います。レギュラー1枚8円くらい〜
- ウンチ袋 お散歩の時使います。スーパーのビニール袋とトイレとペーパーでも代用可能。
- 抗菌消臭スプレー サークルお掃除などに 数ヶ月持ちます。1本700円〜
- シャンプー お散歩から帰ったら足を洗いましょう。1本2000円〜
- お手入れグッツ ウェットシート、ブラシ、歯ブラシ等
病院代
健康なら病院代はかからないと誤解されやすいですが、犬を飼う場合は法律で義務付けられているワクチン接種(狂犬病ワクチン)が毎年1度あります。その他に、暖かくなると虫に寄生されないための薬も必要になります。寄生されて気づかないままでいると最悪死亡してしまいます。
狂犬病ワクチン | 法律で義務付けられているワクチン接種 | 3,000円〜 |
---|---|---|
混合ワクチン | 何種類のワクチン予防かで値段が変わる
5種〜9種混合ワクチンの取り扱いが多い 毎年打つ、3年に一度打つなど獣医によって考えが違う。 |
5,000円〜
種類が多いと高い |
フィラリア検査 | 血液中に虫がいないか見る検査 (年に1度) | 1,000円〜 |
フィラリア予防薬 | ↑フィラリア検査をしてから服用する薬
飲む薬なら 毎月1つ 注射や、体に垂らすタイプの薬もある 体重で値段が変わる 蚊が出始めてから、蚊がいなくなった1ヶ月後までの服用が多い(関東なら5月から11月頃) |
錠剤1ヶ月分小型犬500円〜
注射だと1年効いて4,000円〜 |
ノミダニ予防薬 | 暖かく、ノミダニの活動時期に予防する
背中に垂らすタイプが多い 病院じゃなくても買える 体重で値段が変わる 市販の安価なものだと効果が薄い ノミダニが犬の体に噛み付いて初めて効果がある 虫除けの効果はない |
小型犬用1ヶ月
2,000円〜 |
血液検査 | 病気が予防できるわけではない
健康診断として フィラリアの検査に際に一緒に行えば、何度も血液を取らなくていいのでオススメ |
検査できる項目で値段が変わる
1回8,000円〜 |
初診料/再診料 | ワクチン接種だけなら取らない考えの所もある
病院に行くと毎回取られる診察代 病院によって値段がさまざま |
毎回500円〜3,000円くらいまで病院によって違う |
病院代まとめ
まとめ | 小型犬料金 | |
---|---|---|
1年間 |
狂犬病ワクチン 混合ワクチン フィラリア検査プラス7ヶ月分薬 ノミダニ予防4ヶ月分 血液検査 初診料、再診料3回分 |
3,000円 5,000円 4,500円 8,000円 8,000円 1,500円 |
合計 | 約30,000円 |
その他かかるであろう費用
- 去勢避妊手術 子供を作らないなら病気の予防も考慮して手術をする飼い主が多いです。(オス20,000円〜メス30,000円〜)
- マイクロチップ 義務ではないのでやらない選択肢もある。海外に連れていく場合は必要。迷子になった時のために飼い主の情報を登録して体に埋め込むもの。会社によって値段が違う。登録料も含めると40,00円〜
- おやつ、おもちゃ、服など…
犬のお世話と時間はどれくらいかかるの?
大雑把に考えてもこれくらい 〜犬のお世話と時間〜
こんなもんかな?な参考時間
- お散歩 小型1日合計30分 中型1日合計1時間 大型1日合計1〜2時間
- ごはん 朝晩の2回が一般的 仔犬や体質によっては1日に3、4回 5分
- お手入れ 毎日のハミガキ お散歩後足を洗ったり ブラッシング 10分
- スキンシップ お手入れや、トレーニングをしながらでも取れるが、遊んであげる時間が必要 15分
- 掃除 トイレトレーやベットなど 10分
- 病院や、トリミング 1時間〜
- 犬と学ぶ時間 トレーニング トイレや待てなどの一緒に暮らす上で必要なトレーニングだけでも、初めてだと上手くいきにくい。飼い主も学ぶことが必要になる
小型犬で計算すると、お世話だけで1日1時間以上はかかってきます。
これを毎日、十数年はこの時間を確保しなくてはいけません。
また、毎月のトリミングに出す手間や急な体調の変化があれば病院にも連れていかなければならないので、急な時間の対応も必要になります。
あなたのこの先の人生でもし時間の確保が難しい時期が予想できるのであれば、助っ人を見つけるか、犬を飼うのは考え直さなければいけません。
上のリストはあくまでお世話などに必要な時間なので、
一緒にいる時間を考えるともっと必要になりますね。
細かく見てみよう 〜犬のお世話と時間〜
お散歩
- 犬を飼う中で避けて通れないのがお散歩です。
- 運動としてだけではなく、匂いを嗅いだり、足の感触や、いろんなものを見て気分転換になるため歩けないこも抱っこやドックバギーに入れてお散歩します。
目安として小型1日合計30分 中型1日合計1時間 大型1日合計1〜2時間と表記しましたが、1回に長時間ではなく、朝晩など何度かに分けてゆっくりとお散歩がオススメです。
- 帰ってから汚れを取ってあげるために足を洗ったりすることを考えると、時間はもっと多めにかかると思っていいでしょう。
- トイレを外で主に済ませたりする場合は1日に何度かお散歩に連れて行きます。
ごはん
- お皿に乗せてあげるだけですが、犬にとっては楽しみにしていることが多いので大事な時間と言えます。
- 体質や体調によってはふやかしてあげたり、手作り食にすると意外に時間がかかります。
- 仔犬のうちは1日3回や4回に別けてあげます。
- ご飯だけでなくお水も、新鮮でキレイなものを用意します。
お手入れ
- ハミガキ デンタルケアは毎日が理想です。怠っていると口臭や歯周病になり後々手術が必要になってしまうので、とても大事なお手入れになります。
- ブラシ(長毛の犬種) 毛の長い犬種はをブラシかけないともつれげが毛玉になってしまい、犬の負担になってしまいます。
- ブラシ(短毛の犬種) 毛の短い犬種もをブラシかけてあげることで毛艶が良くなったり、部屋に落ちる抜け毛を取ることができます。
- その他のお手入れ お散歩後に足を洗ったり、目やにが出やすいこは小まめに拭くなどのケアが必要になります。
スキンシップ
犬も遊んでもらえるのは嬉しいです。
お気に入りのおもちゃを用意してあげて、声をかけながら遊んだり
気持ち良さそうなところをマッサージしてあげたり
小まめにスキンシップを取ることが必要になります。
トレーニング(犬と学ぶ時間)
- 一緒に暮らしていくには、トイレの場所や待てなどのトレーニングができてると飼い主も犬もお互いに過ごしやすくなります。
- 飼い始めたばかりはお互いに環境に慣れず、コミュニケーションの取り方がわからなくなってしまい問題行動につながる場合も。
- トレーナーやプロに手を借りると問題解決につながりやすくなりますが、犬だけではなく飼い主も学ぶことが必要です。
助っ人は必要?
これまで紹介した中にも獣医トレーナートリマーなど助っ人になる専門家が出てきましたが、ここではあなたの代わりになってくれる助っ人の必要性について
助っ人が欲しくなるのはこんな時
飼い主であるあなたが動けない時や、旅行や仕事で長時間家を開ける時などあなたに何かあった時に安心して頼める相手が必要になる。
詳しいパターン 〜助っ人〜
時間 | 頼める相手 | 頼めるプロ 料金目安 |
---|---|---|
数時間〜半日預かって欲しい | 犬の事が嫌いじゃない知人 | ペットサロン、ペットシッター、動物病院など(営業時間のみ)
時間預かり1時間1,000円〜 |
散歩に行って欲しい | 犬が慣れている知人 | ペットシッターなど
散歩代行1回3,000円〜 |
1日以上預かってほしい | 犬が信頼してくれている知人 | 犬が慣れているペットサロン、ペットシッター、動物病院など
一泊小型犬4,000円〜 |
突然の入院で家に帰れなくなった | 家の合鍵を持っている知人 | 基本利用不可能。日頃からペットシッターを利用して合鍵を渡していた場合なら可能 |
突然死 | 信頼できる人に前もってお願いしておく | なし |
一緒に住んでいる家族だったり日頃からよく会っている方なら安心ですが、いきなり知らない人に預けられると犬も混乱してしまうため、お試しとして前もって数時間だけ預かってもらうなどの練習が必要です。
プロの方にお願いしたとしても、初めてのお泊りやお預かりは犬にとってはストレスになってしまい体調を崩してしまう事もあるため前もって慣らしておく事が理想です。
おわりに
犬を飼う条件どうだったでしょうか、かかる費用や時間など知らなかった情報が少しでもお役に立てれば嬉しいです。
このブログ記事を最後まで読んでくださった上で責任を持って犬を飼いたいと思っている方は心配ないと思いますが、犬を飼える条件の最も重要なのは責任を持って犬を飼う心構えを持っている事だと思います。
あなたと これから迎えるわんちゃんとで 素敵なワンコライフが送れますように
わんこを飼うことが決まったら、こちらの「初めて飼うなら用意しておきたい、犬を飼う前の準備リスト」をチェック