目の前で愛犬が事故に会うなんて想像しにくいかと思いますが、実際に事故は起きています。
お散歩仲間で親しくなった飼い主さんが、ある日事故にあいました。
2匹のわんちゃんを連れてお散歩をしていたら、交差点を曲がるときに大きな車が1匹のわんちゃんをひいたそうです。
カタチが変わってしまったわんこを抱えてすぐに近くの動物病院へ駆け込んだけれど、
手の施しようがないほどひどく、心臓は止まっていました。
「危ない」と思ってリードを引っ張ったのに、間に合わなかったと。
車を運転する側が、事故防止を意識するのは当然だと思います。
でも、残念ながら注意力が低く無茶な運転をするドライバーがいます。
実際に事故にあったり、危ないところだった方のお話を聞くと、あんな場所で⁉︎と自分でも意識できていないような安全だと思っていた場所でも事故が起きています。
交通事故は他人事ではありません。
歩いている人は確認できても、足元にいるわんちゃんは車の死角で認識されていない場合もあります。
死角があることを改めて認識し、危機管理意識を持つことで愛犬が危険な目にあうのを防ぐことにつなげましょう。
犬のお散歩時、基本的な注意
- リードをつける
- リードを短く持つ
- 犬が見える位置で歩く
- 車が多い、人が多い場所は避ける
- 夜はライトや反射テープを使う
お散歩時に注意すべき車の死角
運転手の目線から下はもう死角
車体が高い車ほど、近くで死角になる部分は大きいです。
だいたい大人の腰から下の高さは死角になっています。ということは、大型犬も見えない場所にいることになります。
車の周りは、犬がいたとしても運転席からはほぼ見えていないのです。
トラックは後ろ全体が死角になっています。
車の柱による死角
ピラーと言われる車の柱によってできる死角は、わんちゃんだけでなく人も見えていません。
柱は細いので死角になる幅も少ないようですが、曲がる時にちょうど死角に入り込んでしまい起こる事故は多いです。
運転席に座ったとき、窓から下の外側はすべて死角になると考えてください。よって、相手に自分の存在を教えること、もしくはいつでも教えられる準備をしておくことです。
トヨタのサイトではもっと詳しく車の死角をカラーコーンを使って実験したもの、ドライバー目線での死角を確認できるようになっています。
LINKトヨタ死角を徹底検証
お散歩の時間帯は交通事故が多い⁉︎
通勤する朝と、帰宅の夕方に交通事故が多く、特に夕方は夕日で見えずらく注意力も落ちるので事故が起きると言われています。
ちょうどお散歩をする朝夕の時間帯は交通量が多いのです。
お散歩時に注意すべき車の死角 まとめ
運転手の目線より下にいる位置だと、大型犬ですら死角に入り目視されない。
曲がり角や交差点、横断歩道は特に死角に入り込む危険が高く注意。
死角に入り込まないようにするのはもちろんですが、車道側は飼い主が歩いたり、見晴らしが悪いところは避けたり抱っこするなどの、ちょっとした意識が大切な家族を守ることにつながります。