シャンプーしたばかりなのに、犬が臭い。
掃除してもすぐ部屋が臭くなってしまう。
もしかすると、匂いの原因は汚れだけではないかも知れません。
今回は、体の危険信号が出やすいポイント別に、画像を使ってわかりやすくチェックポイントをご紹介。
Contents
犬が臭い原因は体の危険信号?
わんちゃんが臭くなるのは、主に汚れの付着やしばらく洗わなかったことによる皮脂汚れのケースがほとんどです。ほとんどの臭いのトラブルはシャンプーをすることで解消されます。
しかし、年齢や体調などのトラブルによって引き起こされるケースも。
一般的に、理想のシャンプーのペースは3週間から6週間以内と言われていますが、生活環境や食事の質、手入れの頻度によってもっと短い期間から体臭がしたり、匂いの出方に違いがあります。
鼻を近づけると、キレイにしていても多少の匂いはあります。離れているのに臭いと感じる場合は注意が必要です。
基本的な体臭予防は、【ペットの体臭予防と対策】
にまとめました。
犬の体臭ポイント別危険チェック
汚れがついていて臭う原因の他に、身体の機能が傾くことで起きるケースもあります。
ポイント別に、トラブルの原因になりやすい例をご紹介します。
全部が当てはまる訳ではありませんが、臭いがしているとしたら何かしらのトラブルのサインです。
アレルギーで皮膚が荒れて臭う(脇・口・目など)
画像のようなところが臭っている場合目を向けたいのは、アレルギーについて。
アレルギー症状や抵抗力が弱っている場合、画像のように脇・口・目などの皮膚が薄い場所に肌の炎症ができ、腫れたり菌が繁殖することで臭いがするケースがあります。
画像の位置から臭いがする場合の全てがアレルギーとは限りません。
ベタついたり、毛が抜けてしまっていたり、痒がっている場合は要注意です。
外耳炎・内耳炎で臭う(耳)
耳が臭う場合に注意して欲しいのが、外耳炎・内耳炎・耳ダニ。
犬は耳のトラブルが多いです。特に耳が垂れている犬は通気性が悪いため注意が必要。
耳の中で菌が増えたり、炎症を起こして臭いが出ているケースも。
臭いがしなくても、耳から黄色い汚れ、黒い汚れが出ていたらそれ以上酷くなる前に対処しましょう。
黒い汚れが耳から多く出ている場合は、耳ダニの仕業の場合も。
犬自身が耳を気にして掻いていると、傷を作るだけでなく、爪が目の中に入る危険もあります。
目やにや涙が出て臭う(目、目周り)
目頭や、涙が出ていて臭いがしている場合。怪しいのは雑菌の繁殖です。
涙の成分はタンパク質が含まれていて、雑菌が繁殖しやすく、臭いの原因になります。
涙が通る場所が赤く焼けてしまう(涙やけ)ということは、ずっと濡れているため雑菌にとっては快適な状況です。
目やには老廃物です。取らずにいると目頭に溜まって固まります。固まると皮膚を引っ張り、雑菌も増えるので炎症が起きてしまうケースも。
口を開くと臭う(口、息)
口臭できになるのは、主に歯石や歯周病と、内臓機能の低下。
歯石は早いと3日で固待ってしまい、少しでもあると口臭につながります。
怖いのは歯周病。犬の顎は人間に比べると薄く、歯周病が悪化すると顎の骨が折れたり、太い血管が近いので全身に菌が回ってしまいます。
トリミングサロンや病院で歯磨きをしても、ついてしまた歯石はハミガキでは取ることができません。
毛玉、傷などがあって臭う
怖いのは毛玉の下が炎症、傷からばい菌が入ってしまい化膿してしまうこと。
毛玉は毛と毛が絡まり合っているので根元の皮膚の状態が悪化していても確認しにくく、傷があった場合は化膿する危険があります。
犬のトラブルによる臭いの対処法
もし、臭う部分に赤みや傷、異変があった場合はシャンプーをする前に動物病院へ行き診察してもらいましょう。
理由は洗うことによって症状が悪化するリスクを減らし、獣医の診察に影響が出さないためです。
トリミングサロンに行ってからの診察は、洗う前の状態がわからないため、
元からどれくらい菌がいたのか、何がきっかけなのかがわかりづらくなる上に、
デリケートな状態でシャンプーすることで余計に悪化してしまうケースもあります。
診察が混乱すると、処方するクスリや処置も変わってしまうため、症状が長引くなどマイナスになります。
異変がある場合はまず病院です。
犬の臭いの原因が気になったら【まとめ】
犬の匂いが気になったら、
- 部分的に炎症や異変がないかを確認。
- 異常がある場合は病院へまずいく。
- 日常生活の汚れならシャンプーに出す。