心して、向かい合う
いつかは来る、愛犬とのお別れや看取りに付いて。
ずっと元気でいてほしい
お別れなんて考えたくない
絆が深くなればなるほど、お別れは辛く、いつか来てしまうと想像するのも胸が苦しくなりますよね。
表紙の看取りという文字だけで、「読みたくないよ〜」と逃げてしまいたくなりましたが
読めるページだけちらっとみてみようと、思い切って本を開きました。
愛犬の看取りマニュアルを読んで
「愛犬の看取りマニュアル」内容
読む前は「亡くなる直前から、送り出す過程を書いている本」だと思っていました。
実際はまだ亡くなる予兆もない時期から、老化による変化、介護の仕方、終末期の選択肢、看取り方、お別れ後の向き合い方を書いています。
マニュアルと聞くと形式張った印象を持ちますが、介護から最後のお別れの仕方には色々な選択肢があることを紹介しています。
「愛犬の看取りマニュアル」感想
看取り。
どんな怖い現実を知ることになるんだろうと、
そーっと読み始めましたが
思っていたよりすんなり読めました。
看取りというより、シニア期や介護についてなど実用的情報が多く
「日常生活のストレス対策」など、健康を考えるとすぐ取り入れられる内容です。
今ペットが健康だからこそ、落ち着いて読めましたが
安楽死や死後剖検などの強い単語も出て来ます。
介護なんてまだまだ先、看取りをするのなんてもっと先。
食いしん坊で元気いっぱい、甘えん坊で可愛い仕草を見せつけられていたら
愛犬がいつまでも若く、子供のように思えてしまいます。
でも、いつの間にか私たちの年齢を超えて先輩に成長し
まだまだ先だと思っていたお別れが、ある日いきなりやっきたら。
何も理解できないままあっという間に過ぎ去ってしまったら
後悔しないと言い切れるでしょうか?
ペットを大切にする人が増え、健康や長寿につながる情報や医療が増え、選択肢も多くなりました。
お別れしたことがきっかけで重度のペットロスになる方も多いです。
「もっと早く知っていたら」「もっとxxしてあげたらよかった」という気持ちが大きいほど、後悔してしまうのではないでしょうか?
別れが訪れた時、喪失感悲しみで苦しむ飼い主さんがいます。「ああすればよかった」などと後悔する場合もあるでしょう。それでも、愛犬が安らかに旅立てるよう、飼い主さんにはやらなければならないことがあるのです
愛犬の看取りマニュアル はじめに
まさにこの「やらなければいけないこと」について考えるきっかけになる本。