体調管理

【真夏の犬の体調管理術】外出時の注意5選 愛犬家は要注意後編

真夏の犬の体調管理

夏の水分補給が大切なのはわかるけど、どうしたら愛犬が水を飲んでくれるの?

梅雨も明けたし、いっぱいお散歩行くぞー!

良かれと思ってやっていたことが逆効果だったー!!なんてことがないように、夏の体調管理術見直していきましょう。

この記事はこの震えは武者震い!草むら探検隊のマキがご案内します。

マキ
マキ
前半に引き続き、僕マキがご案内いたします。

前回の内容

  • まさかのサマーカットの危険性と対処法
  • 室内温度の目安と、扇風機の注意点
  • 水も時間が経てば傷むぞ!

でした。まだ見ていない方は前回の記事もチェック!

 

後半はお出かけで気をつけることをメインに紹介していくよ!

【真夏の犬の体調管理術】外出するなら気をつけたいポイントとは⁉︎

いつもと同じ時間で、お散歩していませんか?

 

雨で外に行けなかったので、梅雨が明けるのを心待ちにしていた方々は特に、晴れた日は張り切って多めにお散歩に出かけてしまいますよね。

毎日のお散歩は健康面ではもちろん、気分転換としても大切な役割を持っています。日々行うことだから意識することなくそのまま外に出てしまいがちです。

日差しが強くないとしても足元のチェックをしよう

 

日差しに照らされていたアスファルトは、60度を超えるケースも。

夏場のアスファルトは肉球にダメージを与えるだけでなく、わんちゃんの体力を奪います。人の顔がある位置と、わんちゃん達の顔の位置、地面に近い方が暑いだけじゃなく、照り返しの紫外線が皮膚や目にもダメージを与えています。日差しがあまり強く感じなかったとしても、一度地面をチェックしてからわんちゃんとお散歩に行きましょう。

ダメージとやんわり書いてあるけど、火傷するってことだから甘いもんじゃないからね

足元チェックと注意点

 

しゃがみ込み、あなたの手を地面に5秒ほど当てて見ましょう。暑さを感じたら、お散歩の時間は変更です。

地面は日陰と日向ではもちろん、土とアスファルトの種類でも温度が違います。一番熱くなるのはアスファルトですが、数時間前まで日陰だった場所だと触ってもそこまで熱く感じません。夕方のお散歩は安心しがちですが、日中の熱が地面に残っている場合があるので注意が必要です。

いつもと歩くペースが違ったり、すぐ坐りこむようだったらもう熱でバテてる証拠。犬は熱を逃がすのが得意じゃないことを忘れないで

フィラリアの薬と、ノミダニの薬で安心してない?

予防薬を服用していても蚊、ノミダニはよってきます。

フィラリアの予防薬、ノミダニ予防薬、このどちらも虫を寄せ付けない効果はありません。あくまで成長させない薬、わんちゃんに付いていたら駆除薬として力を発揮する薬です。そのため、外に出る際はペット用の虫除けグッツを使わないと、虫に刺される危険があります。

人間なら、虫刺されは掻いたらいけないと我慢することができます。でもわんちゃんの場合は毛をむしったり、血が出るほどかじったり、虫の唾液によるアレルギーがあるこは全身を掻き始めるケースもあります。

予防薬だけでなく、虫除けグッツを使用し、外出から帰ったらブラッシングをしてあげるなどの虫対策をしましょう

 

犬は痛みには鈍感だけど、かゆみにはすごくストレスを感じるんだよ。

そのペットキャリーは夏向き?

 

スリング、ゲージ、リュック、など、ペット用のキャリーケースは形もですが素材も様々です。いつも使っているものが、わんちゃんも安心できます。ただ、種類によっては夏の外出に向かないものもあるんです。

僕はカゴバックがお気に入り

着目して欲しいのは空気が通りやすいか

 

プラスチック素材のゲージタイプと、飼い主にしっかりくっつける布のスリングタイプ。夏にむくのは前者のタイプです。

夏場の移動でとにかく意識すべきは、呼吸のしやすさと熱をこもらせない事。保冷剤を使う工夫も良いのですが、犬は口でハァハァと呼吸をして熱を逃がすのでぴったりとした布地だと熱がこもりやすく、ゲージタイプのように空気が通るバックの方が向いています。

バックの中に入っていた愛犬の口周りが、よだれだらけで濡れていたら危険なほど暑がってる証拠だからね。かっこいいけど通気口が無いようなタイプのキャリーバックも気をつけて!

車で外出時の注意

数分だとしてもそばを離れないで!

 

まだそんなに熱く感じない23度くらいでも日中なら車内温度は50度近く。

真夏の場合は、60度近く。ダッシュボードは70度にもなります。

窓を少し開けていても、10分で35度にまで上がる実験結果も出ています。

ちょっとだからとか、一瞬だから大丈夫とか、そう思って離れたせいで毎年亡くなったりする犬が出てる。絶対ダメだ!

こまめに水分を!ってわかってても飲んでくれない

水以外の水分補給方

 

暑いと人と同じようにわんちゃんも熱中症になりやすいです。夏ならではの水分補給方をご紹介。

食事に水分を含ませる 手作り食やスープだと水分も多いです。ドライフードでも、少し水を入れてあげると一緒に飲んでくれるわんちゃんもいます。(入れすぎると吐き出す原因にもなるので、ようすを見ながら調節しましょう)

野菜や果物でとる キュウリやなし、スイカは好むわんちゃんが多いです。おやつにひとかけ刻んだものをあげるなど。あげすぎに注意。

お水はいつでも飲めるように 新鮮な水を用意しましょう。

水分が少ないと体の熱を逃がしにくくなっちゃうんだ

経口補水液って必要?

脱水の初期なら、少しずつ飲ませることで落ち着かせることができる。

経口補水液とは、身体の吸収が早く、脱水時が軽度な時は通常の水より効果があります。人用では所ジョージさんのオーエスワンのコマーシャルで有名ですね。わんちゃん用は、基本は下痢や嘔吐をして軽度の脱水の際に、獣医の指導のもと与えます。外出時に脱水状態気味なのに水を飲んでくれない時や、老犬のようにあまり水を摂ってくれないこの非常用として備えておく考えもあります。

かかりつけの獣医さんへ相談して購入が理想的(糖尿病など体質によって向かない場合があるため)

水、塩、砂糖(またはブドウ糖)で作れます。

ペット用のスポーツドリンクで代用 嗜好性が高いので、熱中症予防に向いています。ただ糖分が多いため注意が必要になります。夏はお守りがわりに常備していてもいいですね。

もし緊急時になかったら! 人用ポカリを水で2倍に薄めたものでも代用できます。(獣医に連れて行くのが一番ですが

ちょっとした知識が、緊急時に役立つことってある

その他気をつけた方がいいこと

 

  • プールや海遊びではしゃぎ過ぎて水を飲みすぎると水毒などになりやすい。
  • 焼き鳥のくしやトウモロコシの芯(喉に詰まる)など誤飲
  • 花火の音によるストレス
  • 食中毒

など

マキ
マキ
夏の体調管理はとにかく熱に関することが多い。それだけ僕ら犬は暑さが苦手だし、夏に体調を崩しやすいんだ。夏に徐々に体力が落ちていって、秋前に一気に具合が悪くなる犬もいるから、飼い主さんの支えが不可欠なんだ。頼りにしてるよ!